私は8年ほどフラワーアレンジメントの教室に通っていました。
初めてその教室の門をくぐったのはかれこれ20年ほど前、
素晴らしいフローリストだったMIHO先生は色々なご事情で
皆に惜しまれながら教室をたたまれました。
飽き性な私が8年間、病気以外は一度も休む事のなかった理由は、
やはりMIHO先生のお花に対する真摯な姿勢と才能に魅了された
ファンの一人だったのだと想います。
その時に使っていた花鋏は今は切れ味も悪く、
使い勝手は今一ですが、
その頃のお花に挑戦する自分の気持ちが入っているようで
処分できず未だ愛用中です。
花の無い生活は考えられない私、
それは今はとても贅沢な事かも知れないですね。。。。
そんな私を良く知るフローリストの友人から
「素敵なお花が入ったよ!」と連絡が、
1本1本、私の好きな花を勝手に選ばせてくれる、
我儘な私を横目で見ながら、
「今年も挑戦する!
ジャパンカップ!」と話す声は高らかで、
「少しだけ見せてあげる。」と
今制作中の花器となる、お手製の器を取り出してくれた。
「でも開催するかどうか、今回は微妙なんだけどね。。。」と
少し寂しそうに付け加える。
「たとえ中止になったとしても、
今はそれに向けて挑戦するだけ!」
フローリストとしての経験も、周りからの信頼も十二分な人なのに
毎年何かに挑戦している、
踏みとどまらず、前に進む、
そんなM氏がとても大きく輝いて見えました。。。。
諦めず、前に進む、先は見えないけれど、
今あらためてその気持ちが必要な時だと強く感じます。。。。