何十年来の友が、久し振りにやって来る日は蒸し暑く、
慌てて扇風機を出しました。。。。。
彼女が満面の笑みを浮かべて、私に差し出したのは
初めて見る[マタタビの枝]、
両手いっぱいの手土産でした。
「ひいなちゃんに!!」
「今採りたてなの、生が好きな仔もいるし、ちょっと乾燥したものが
好きな仔もいるから、あげて見て!」
ひいなは採りたて、新鮮な生のマタタビにすぐに反応、
この後、恍惚状態に。。。。。。
ありあわせの材料でランチ、
食べる、しゃべる、食べる、しゃべる、
ずっと逢っていなかったから、メールで近況報告はしていても
目を見て、声を聞いての会話はもう止まりません。。。。
第三者が見ていたら、
いつ息継ぎしているの?と感じてしまう程、
お互いの事、
何でも話せるから、
気負いも、気取りも、何も無い、
お互いを良くわかっているから、
食後は「黒みつの葛きり」と「茎茶の新茶」で、
おしゃべりは続く。。。。。
気がつくと夕方になっていました。。。。
彼女からの、もうひとつの手土産は[新米]5キロ、
流行の最先端のお仕事から、
600坪もある田畑を耕す、16代目当主の下へ嫁いだ彼女。
口には出せない苦労がたっくさんあった筈、
途中、身体を壊して大変だった時期もあったのに、
彼女はいつも明るい、ポジティブ、そしてやさしく強い、
私はいつも励まされてばかりいる気がする。。。。
もてなすことは上手じゃないけれど、大好きな私に、
「貴女らしいね!」と彼女は部屋のあちこちを見渡して言った。
その笑顔に、
また嬉しくなって「いつでも遊びに来てね!」と私、
今度は私が遊びに行くね、
こことは気温が5℃も違う、涼しい貴女のお家へ。
「マタタビヲ アリガトウゴザイマシタ マタキテニャッ。」