13日にUPした画像の完成作品です。
オーダーして下ったMさんの元へと無事にお届け出来ました^^
今朝メールで連絡を下さって、感激の気持ちが伝わる内容でした。
長い時間を頂いてしまって、こちらこそ本当にありがとうございました。
作品の古裂・縮緬には凄く拘りがあります。
古縮緬を使うことに拘りを持ち続けて来ました。
でも時には、どうしても使いたくなる平絹と出会うことが、
↑背景の黒地に花模様のそれです。
出会えた時は飛び上がるほど嬉しくて、大事にして来ました。
2枚入手してこれが最後の1枚になり、
もう自分の手元にはありません。。。。
寂しいけれど、
大切にして下さる方の元へと旅立つ事の方が幸せです。
ひいな似の仔と出会うたびに手に取った、古いハンカチ、
気が付いたら、たくさんになりました。。。。
その中でもずっと大切にしている、1番の宝物があります。
当時の箱もそのまま残っていますが、
今はこちらの宝箱に移し変えました(
higeさん探してくれてありがとう)
僅か20cm足らずのヴィンテージのハンカチセット、
その儚げな絹の手触りと、
親子猫の幸せそうなイラストは、
母親が我が子の為に、あつらえたものなのか?
ちょうど日本の平絹や羽二重の感触とそっくり!
椅子カバーが透けて見えるほどの薄さなのです。
これを探してくれた
小太郎ママと先日、長電話^^
お付き合いは長いのに、電話でお話したのは、なんと初めてでした。
お仕事のこと、愛猫のこと、猫友のこと、
嬉しかった、ありがとう。。。。。
そして、
昨日思いもよらないことが、
ある方から、たくさんの古い着物が送られて来たのです。
自分の子供の頃のものや、母親の娘時代のもの、
ご主人の小さい頃のものと、
20着ほども。。。。。
絹の肌触りは、どんなデリケートな肌にも馴染みます。
裂織りの友人が「古布を裂くのは仕事だけれど、何と言っても絹、
絹が1番!絹に尽きるなーーー。」と言ってたっけ。
それ程、絹は逸材なのだと思う。
しばらくは手元に届けられた、この着物たちに見惚れていたい、
先人の美意識の高さに、拘りに敬意さえ表したい想いで。。。。。。
着物に紛れて、こんなものが^^
大好物のアカシアはちみつ、
そして瓶には、美しい文字の手紙がくるりんと巻きつけてありました。
Fさま、ありがとうございました。
今朝は頂いた、はちみつをたっぷりとパンに塗って、
Fさまのことを考えながら美味しさと感謝を噛み締めました。
自分は無くなって行く一方の古裂を、
甦らせ残して行く仕事を選んだ事に、
たくさんの喜びと一握りの誇りを持っています。。。。