まるで映画のワンシーンにでも出てきそうな佇まい、
ここはマダム貞奴の名で日本はもとよりアメリカ、フランスなど
世界をも魅了した日本の女優第一号として名を馳せた
川上貞奴が暮らしていた通称「二葉御殿」の外観。
当時の暮らしぶりを伺わせる内装、建築、調度品の数々を
タイムスリップしたかのようにこの日の暑さを忘れて堪能することに。
ヘリンボーンの床、憧れます。。。。。。
貝巻き布団も絹製のこんなに豪華なものしかもペア。
貞奴の書斎の文机は漆に金蒔絵、随所に精密な細工が施され
お座布は宝船の模様が染められた縮緬と贅を尽くしたものばかり。
知らず知らずのうちにふぅーと溜息が。。。。。
さすがにこの日の名古屋は猛暑で汗だくでした^^
二葉館の建つこの界隈は文化のみちとして、
たくさんの歴史ある建造物が立ち並び散策できるスポット。
メーグルというバスで名古屋駅からのアクセスもとても便利です。
ただこんなに素晴らしい界隈があまり多くの方に知られていないと
タクシーの運転手さんがちょっぴり残念そうでした。
もう少し涼しくなったら、今度は散策して回ろうと思います。
涼しくと言えば今日は暦の上では立秋、
昨日に比べ暑さも幾分和らいだような・・・・?
それでも暑い立秋となりました。
みなさま夏バテ知らずの、元気な週末をお過ごしくださいませ。
文化のみち二葉館
http://www.futabakan.jp/
「マダム貞奴」
士族の娘に生まれ16歳で芸者になり貞奴という名を貰う。
奴とは当時最高の芸子の名・称号であったと言われます。
伊藤博文をはじめ数多くの文化人、政財界人が贔屓とし、
その美貌と知性はやがて女優の道へと開花して行きました。
フランスではピカソをも魅了しそのデッサン画にも
たびたび登場しています。
女優引退後、この名古屋の街で晩年まで暮らしていた貞奴。
当時愛用していた、着物、簪、アメリカ巡業の際愛用していた
トランク、当時の写真の数々、
しばし時間を忘れどっぷりと貞奴の世界に浸ってしまう私でした。
みなさまも名古屋へ見えた折には是非散策を♪