何十年とカフェオレボウルが好きです❤️
江戸ちりめんの柄が一つとして、
同じものが無いように、
ボルの柄も膨大な数があって、
その魔力に取り憑かれたまま、
未だ覚めやらずにいます。
(画像はLeBolよりお借りしたもの)
今日のような慈雨の雨の日だったり、
ピンと張りつめていた冬の空気が和らいだ時、
爽やかな季節から、
からだがだるく感じられる梅雨に移ろう時など、
その度、扉をあけて、
「今日はどれにしようか?」と
カフェオレボウルを手に取る。
この、静かにしとしと降る雨の朝は、
スミレ色のボルにしようと決めました。
物心ついた時から、
骨董、アンティークに魅了され続けています。
たくさん、その知識も詰め込んで、
そのものに出会えた日、時間、その時の気持ち、
などなどずっと書き記しています。
いっぱい、いっぱい、失敗を重ねて、
悔しい思いもして、
そして、それ以上の喜びも手にして、
自分がどんな形が、姿が、色が、模様が、時代が、
窯が好きなのか、
やっとわかってきました。
器に決まりごとは無く、
大抵のものが変幻自在に使えてしまいます。
ボルもそう♪
おっき目のものはどんぶりに。
この日は春菊のかき揚げをのせた、おうどん^^
自分が出会えたボルは全部思い入れが深く好きなものばかり。
その中で一つ選ぶとしたらこのボルです❤️
「フランス人はカフェオレボウルのことを、
シンプルに「Bolボル」と呼ぶ。カフェオレボウルというのは、
おそらく日本に輸入された時につけられた商品のアイテム名だと
思う。カフェオレボウルは19〜20世紀に、フランスの朝のテーブルには
欠かせないアイテムだった。私たちがちょっと古いものを見て
「あっ、これおばあちゃんちにありそう」と何気なく言う。
ボウルもフランス人にとっては同じニュアンスのオブジェで、
少し前の時代のものというイメージがある。そして食器を
持ち上げる習慣のないフランス人が、手で抱えて使い、
他人のものと区別して自分のものが決まっている唯一の器。
「Le Bol カフェオレボウル・山本ゆりこ著より」
今朝はカフェオレを頂きました♪
みなさま良い週末をお迎え下さいませ❤️