制作の目途が立ったという作品です。
立体作品ということが頭の中にあったので、
以前試験的に作ったものに、更に手を加えなければならず、
押し絵作品と違って頭を悩ませていました。。。。。
もうひとつは、たくさん制作しなければならなかったこと、
モチベーションを下げることなく制作しなければいけないので、
真剣でした。。。。
白兎の背中が空いています。
そこへ私はお香を入れようと考えました。
白檀や、固形の香りを入れても良いかと思います。
香りを入れて「月夜の室礼」の完成です。
そこはかとなく漂う香りに心が落ち着きました。。。
月夜の室礼にはかかせない道具、
毎年この時期 私から、出番だよ!の声がかかります^^
こちらも例年、お決まりの「掛け花」
ドライになった[月 頭・げっとう]を挿してみました。
和骨董に魅了され続ける私はこの花器を出して見るたびに、
「こんな色と柄の古裂の着物が欲しい。。。」といつも思ってしまいます。
月みたいなチーズケーキをお供えします。
昔、吹上の骨董祭で見つけた小さな九谷焼の湯呑み
ガラクタ木箱と店主が言っていた木箱の中から見つけた埃だらけの湯呑み、
丁寧に洗うと中からは、ちょっと不細工なうさぎの姿と月が顔を出しました。
きっと、何客と揃っていたら高価だったに違いないと今でも信じています^^
昨日で震災から半年、アメリカの同時多発テロから10年、
様々な想いがそれぞれの人々の心の中にあると思います。
昨夜の月も煌々と輝き、観る人々の心を照らしてくれていました。
今夜の「十五夜」もきっと同じく、月明かりが観る人の心を癒し
これから先の道しるべを照らして行ってくれると信じます。。。。。