以前、
Sucreさんが廃屋で出会った小引き出し、
偶然にもレリーフの同じ取っ手のものが我が家にも
私はここに古裂を小さくたたんで入れている。
まだドラッグストアー以前の「薬局」と言われていた頃、
使われていたものだと言う、
何十もの小引き出しの付いた家具の中の一つでした。
ガラスの引き戸の上部と小引き出しが別々になり、
二つを隣り合わせで並べる事も出来る優れものです。
面白いのは引き戸の上部が掘り炬燵のようにくり貫いてあり
薬剤を入れる薬瓶が倒れないように置ける仕組みになっている事
引き戸の中にはいつの間にか集まってしまった和ガラスや
プレスガラス、お花を入れるのに出番の多いガラス瓶など、
普段使いの古物が並んでいます。
所々虫食いがあっても少々引き出しが硬くても
木の持つやさしさやぬくもりは無くてはならないものに
もうひとつ欠かせ無い木のぬくもり
更紗模様を染める為の版木です。
常滑の町で出会い一目惚れをしました。
いったいどれだけの模様を染めてきたのだろう?
ところどころ磨り減って真っ黒になった版木
壁に掛ければ小さくても圧倒的な存在感に
ただただ、うっとりしてしまいます・・・・・。
木の持つ不思議に日々魅了される私です・・・・。